雨樋を火災保険で直せる方法とは?修理や補修にかかる費用・価格について
- 豊中市の外壁屋根塗装と防水工事なら住まいるヒーローズ
- >
- コラム
- >
- 雨樋を火災保険で直せる方法とは?修理や補修にかかる費用・価格について
雨樋が劣化している、あるいは破損してその部分が気になっているけど、修理や補修にどれくらい費用がかかるのかで不安に思っている人も多いのではないでしょうか。 雨樋の修理や補修は、早めの対策をしないと家自体の老朽化を早めてしまいます。 また工事には、どのくらいの期間が必要なのか気になる方も多いと思います。 今回は雨樋の修理や補修に必要な費用や日数を火災保険の事と共に詳しく紹介していきます。
目 次
- そもそも雨樋(あまどい)とは?
- ①雨樋ってなんで必要なのか。
- ②雨樋がある事のデメリットってなに?
- 雨樋(あまどい)が壊れてしまう4つの原因とは?
- ゴミが溜まって詰まる
- つなぎ目のズレ
- ひび割れ・ゆがみ
- 雨樋(あまどい)を支える金具の錆びや折れ
- 雨樋(あまどい)を修理する上での4つのポイントとは?
- 修理・交換の範囲をリフォーム会社としっかりと確認しておく。
- 雨樋(あまどい)の施工が終わったらしっかり機能するか確認する。
- 住んでいる地域に合わせた適切な雨樋(あまどい)を設置してもらう。
- 足場を組むかによって費用も工期も変わってくる。
- 雨樋の修理・補修が多い地域はどこか?
- 雨樋(あまどい)の修理費用の目安はいくら?
- 雨樋の交換や修理にかかる日にちは?
- 雨樋(あまどい)の修理を火災保険で直せる場合
- まとめ
そもそも雨樋(あまどい)とは?
それでは雨樋とはどのような設備なのかを、簡単に説明しておきます。
雨樋は、屋根の周りの軒先を沿うように取り付けられたのきどいが、雨水を屋根の先端で受けて、下水や地上に流す設備のことです。
①雨樋ってなんで必要なのか。
屋根の上に落ちてきた雨水が屋根から直接落ちてきたらどうでしょうか?
・屋根からのまとまった雨水で地面がえぐられて建物の基礎をいためてしまいます。
・雨水によって外壁を伝うので外壁を汚してしまいます。
・屋根から落下する雨音が騒音となって迷惑になってしまいます。
②雨樋がある事のデメリットってなに?
中にはデメリットもあります。
・メンテナンスが必要です(交換や落ち葉が溜まってしまうのでその対策)
・見た目(気にする方)
雨樋(あまどい)が壊れてしまう4つの原因とは?
ゴミが溜まって詰まる
枯れ葉やゴミなどが雨樋(あまどい)に詰まる事で水の流れをせき止めてしまうと、壊れる原因になってしまいます。
つなぎ目のズレ
雨樋(あまどい)は色々なパーツを組み合わせて作っています。
つなぎ目にズレが生じると雨水が漏れる場合があります。雨水が漏れてしまった場合には、壁や家の中までトラブルを引き起こす可能性があるので、早めにリフォーム会社に依頼し、つなぎ目の調節やパーツの交換をしてもらいましょう。
ひび割れ・ゆがみ
雨樋は(あまどい)はひび割れが生じることもあるので注意が必要です。
原因としては、経年劣化やつなぎ目にかかる負荷によってです。
特に強い紫外線に当たり続けたり、ゴミや雪の重みに耐えられなかったりするとゆがみが生じ、水が正常に流れなくなる場合があります。早めに依頼して、パーツを交換してもらうのでおすすめです。
雨樋(あまどい)を支える金具の錆びや折れ
雨樋を設置するときには、建物を固定するために一部金具を使うため、その金具が劣化してしまうと雨樋(あまどい)を支えられなくなってしまいます。
その時は、金具だけではなく雨樋(あまどい)全体を交換する事が多いようです。
落下するまえに交換を依頼しましょう。
雨樋(あまどい)を修理する上での4つのポイントとは?
雨樋を修理するときに知っておきたいポイントを4つご紹介していきます。
修理・交換の範囲をリフォーム会社としっかりと確認しておく。
雨樋(あまどい)の劣化や破損を発見した時、リフォーム会社に修理や交換を依頼するときは、一部の劣化でも雨樋(あまどい)をすべて交換する必要があるのか、一部のみの補修で問題ないのかを、まず調べてもらいましょう。
雨樋(あまどい)の施工が終わったらしっかり機能するか確認する。
万が一いい加減な施工が行われていないか確認のためにも、雨樋(あまどい)の施工作業が終わったら、実際に水を流してみて機能に問題がないか確認するようにしましょう。
もし万が一問題があった場合には、早めに施工会社に連絡してください。
住んでいる地域に合わせた適切な雨樋(あまどい)を設置してもらう。
雨樋(あまどい)はその地域の気候にあわせて、台風・雪・直射日光などに強い素材・パーツなどを使うと長持ちするため、商品選びは重要です。
住んでいる地域での施工経験が豊富なリフォーム会社に、適切な雨樋(あまどい)を紹介してもらいましょう。
足場を組むかによって費用も工期も変わってくる。
雨樋(あまどい)の工事では、一部の修理や交換のみの場合には、足場を組まずに工事ができることもありますが、だいたいのお家は2階建て以上が多いので、足場を組む時間と費用がかかるのがほとんどです。
足場を組むかどうか、また足場を組む場合はどの程度の規模なのかによっても費用も工期も変わってきます。
まずはしっかりと現場を確認してもらってから見積りを出してもらうようにしましょう。
雨樋の修理・補修が多い地域はどこか?
日本は地域によって大きく気候が変わります。
台風が多いのか、雪が多いのかなどの色々な気候によって、雨樋の対策も変わります。
台風が多いのは沖縄県、鹿児島県、熊本県。長崎県、宮崎県、高知県、和歌山県、愛知県、静岡県、千葉県、北海道などです。
・台風、暴風雨、強風、突風、大雨などで、雨樋が壊れたり吹き飛んでしまったりすることがあります。
雪が多いのは北海道、青森県、岩手県、秋田県、山形県、宮城県、福島県、新潟県、石川県、富山県、福井県、長野県、岐阜県です。
雪が多い地域は、屋根の上に積もった雪が雨樋の上に溜まり、その雪の重さで雨樋が壊れやすくなります。雪止めで、雨樋に雪が落ちるのを予防します。
気温が高いのは埼玉県、高知県、東京都、山形県、山梨県、岐阜県、和歌山県、静岡県、群馬県、愛知県、千葉県です。
最高気温が高くなる地域は暑さで雨樋が変形することがあります。
雨樋(あまどい)の修理費用の目安はいくら?
雨樋の修理費用は、「部分的修理なのか」「全体の交換なのか」によって大きく変わってきます。
一般的な業者の修理費用の目安
・雨樋の継手の修理・補修は5,000円~20,000円(1カ所)
・雨樋の清掃 10,000円~30,000円
・雨樋の修理・交換 10,000円~30,000円(1ヵ所)
・雨樋の修理・交換(全体) 150,000円~500,000円(全体)
あくまでもおおよその値段ですが、30坪以内くらいの戸建住宅を想定した予想金額です。
まわりの環境、建物の種類や構造、修理の規模などによって、上記の金額内で収まらないこともあります。
例えば築10年以下の新しい住宅では、同じ型の雨樋の在庫があるので、修理費用も安くなる傾向にあります。
その反対に築年数が30年以上などの古い住宅の場合は修理箇所が少なくても、同じ型の雨樋がないので、費用が高くなる傾向です。
雨樋は屋根の軒先という高い位置に取り付けられているので、交換や修理を安全に行うためには足場を組む必要があります。足場を組む費用は、交換や修理を検討している雨樋が1階か2階かにもよって変わってきます。
当然ですが、1階だけ足場を組むより、2階までの足場を組むほうが、費用は高くなってしまいます。
雨樋の交換や修理にかかる日にちは?
だいたいの費用が分かったら、次に気になるのは工事にかかる日数ではないでしょうか?
実は、雨樋だけの工事だったら、そんなに長い日数は必要ありません。一般的に雨樋(あまどい)の工事に必要な日数をご紹介します。
まずは清掃です。清掃にかかる日数は数時間~1日程度です。
ひび割れ補修、一部パーツ交換もだいたい数時間~1日程度です。
雨樋(あまどい)全体の交換には1~2日程度かかるそうです。
足場を立てる場合は2~3日程度かかってしまいます。
前章でも触れましたが、雨樋(あまどい)の工事は高所作業となるので、安全に施工するためにはしっかりと足場を設置したほうが良いです。
足場設置は1階だけなのか、それとも2階での作業もあるのかによって設置にかかる時間も変わってきます。
ですが、雨樋の工事は、足場を組んでしまえば、さほど日数をかけずに手軽に行える工事です。
雨樋(あまどい)の修理を火災保険で直せる場合
雨樋の修理を火災保険で直せる場合はどんな時でしょうか。
これから火災保険で直せる場合をお話ししていきます。
雨樋を火災保険で直せる時は、風や雪で雨樋が壊れた場合に火災保険が適用されることがあります。
つまり、風や雪が原因で雨樋が壊れて修理が必要になったら、保険会社が修理費用を負担してくれるのです。
火災保険の中の「風災補償」「雪災補償」という保険項目が該当します。
また、雹(ひょう)にも当てはまります。
他には、台風、落雷、暴風雨、強風などで雨樋が壊れた場合も、もしかしたら火災保険が効く可能性があるのです。
もし火災保険に入っている場合は、加入している保険会社に問い合わせて確認しましょう。
まとめ
雨樋はあまり目立たない存在ですが、家の外壁や基礎を守る大切なものなのです。
破損を放置すると、家自体が劣化したり、ご近所とトラブルになる可能性があるので注意しましょう。
雨樋の工事は、単独で行う場合は、費用や日数をそんなに必要とせず手軽に行えることが特徴です。
また風災や雪災などが原因で雨樋が破損した場合には、火災保険が使える可能性があるため、確認してみることをおすすめします。