「外壁塗装をそろそろ検討したいけれど、お金が心配。」 「外壁塗装でローンなんて組めるの?」 そんなお悩みをお持ちの方も多いかと思います。 実は外壁塗装であっても、ローンは組むことが出来ます。 外壁塗装でのローンの利用について、メリットや金利の相場等を記載しますので、興味をお持ちの方は是非ご覧下さい。
目 次
「外壁塗装をそろそろ検討したいけれど、お金が心配。」
「外壁塗装でローンなんて組めるの?」
そんなお悩みをお持ちの方も多いかと思います。
実は外壁塗装であっても、ローンは組むことが出来ます。
外壁塗装でのローンの利用について、メリットや金利の相場等を記載しますので、興味をお持ちの方は是非ご覧下さい。
外壁塗装におけるお金の問題
外壁塗装は家の美観を保つだけでなく、構造物自体を守る重要な役割も果たします。しかし、この作業にはそれなりの費用がかかることが一般的です。
まず、外壁塗装の費用は使用する塗料の種類や塗装面積、作業の難易度などによって大きく変動します。一般的に、高品質の塗料を使用したり、専門的な技術が必要な場合は費用が高くなります。また、古い塗装を剥がす作業や、補修が必要な場合も費用が増加することがあります。
費用を抑えるために安価な業者を選ぶことも一つの選択肢ですが、技術の低い業者に依頼すると、仕上がりに不満が残ることもあるため注意が必要です。また、安易に低価格の塗料を選ぶと、耐久性が低くなり、結果的に長期的なコストがかさむこともあります。
外壁塗装の費用を見積もる際には、いくつかの業者から見積もりを取ると良いでしょう。それによって、相場を把握し、自分の予算に合ったプランを選ぶ助けになります。また、自治体が提供する補助金の情報を調べることで、費用を抑えることも可能です。
外壁塗装は長い目で見ると家屋の価値を保つためにも重要な投資です。初めの費用は高いかもしれませんが、適切な塗装が施されると、外壁の劣化を防ぎ、長期的には修繕費用の節約につながります。
外壁塗装のお金の問題は複雑で、慎重な計画と選択が求められる場合が多いです。予算と期待する品質をしっかりと見極め、信頼のおける業者と共に計画を立てることが、良い外壁塗装を実現する鍵となります。
一般的な外壁塗装にかかる費用
外壁塗装の費用は様々な要素に影響されますので、一概には言い切れませんが、概要を説明します。
まず、費用の大部分は使用する塗料の種類と質、塗装する面積、施工業者の技術レベルなどによります。外壁の材質や状態、塗装の際の作業難易度も費用に影響します。
塗料にはアクリル系、シリコン系、フッ素系など様々な種類があります。一般的にフッ素系塗料は耐久性が高いため、価格も高くなります。
当然ですが建物の大きさや形状によって、必要な塗料の量や作業時間が変わります。
業者の選び方も大きく影響します。信頼のおける業者は高価になることもあれば、安価な業者も存在します。
もし外壁にひび割れや剥がれなどの損傷がある場合、それらの補修費用が加算されます。
その他に足場の設置費用、廃材処理費用なども考慮する必要があります。
これらの要素を総合して、一般的な一戸建て住宅の外壁塗装は、大体60万円から100万円程度が相場とされています。ただし、これはあくまで目安であり、具体的な費用は見積もりを取るなどして確認するべきです。
外壁塗装は10年に1回程度の大きな投資になるため、質の良い塗料と信頼のおける業者を選ぶことが重要です。安易に安価な業者に依頼すると、長期的には高くつくこともあるため注意が必要です。
外壁塗装の必要性
外壁塗装は、建物の美観を保つだけでなく、多くの機能的な役割も果たします。以下にその重要性について詳しく説明します。
・美観の維持
外壁塗装により、建物の外観が新しい状態を保たれ、住み心地の向上や資産価値の維持に寄与します。
・耐久性の向上
塗料には防水や防カビ効果があります。外壁塗装によって建物自体が雨水や湿気から保護され、長期間にわたり劣化を防ぐ助けとなります。
・エネルギー消費の削減
外壁塗装により、外壁に小さな隙間が埋められるため、冷暖房効率が向上し、エネルギー消費の削減が期待できます。
・損傷や劣化の早期発見
定期的な外壁塗装により、建物の小さな損傷や劣化が早期に発見されるため、大掛かりな修繕が必要になる前に対処が可能となります。
・防災効果
特定の塗料には、防火性能があるものもあります。これにより、火災に対する安全対策の一環としての役割も果たします。
・環境への配慮
近年では、環境に優しい塗料も開発されています。適切な塗料を選ぶことで、地球環境の保護にも貢献できるでしょう。
外壁塗装は単なる外観の美化だけでなく、建物の機能を維持し、快適な生活環境を提供する重要な工程です。定期的な点検と適切な塗り替えは、住まいの長寿命化に欠かせない要素です。
外壁塗装の料金の払い方
そもそも、外壁塗装での料金の支払い方法は以下の2種類が一般的です。
①着手金△割、完工△割 で2回に分ける
多くのお客様が選ばれる支払い方法であり、弊社では基本的にこの方法がメインになります。
②完工1括支払い
塗装工事が全て終わってから契約の額を一括で支払う方法です。
ご覧頂いてお気付きの方がいらっしゃるかと思いますが、両者共に、まとまったお金で支払う形になりますよね。
このまとまったお金の用意が塗装検討中に難しい時に、ローンを組むという手段が役に立つんです。
ローンのメリット・デメリット
メリット
施工費用が抑えられる
塗装にかかるお金を貯金している間も、外壁はどんどん劣化していきます。
放置していると施工費用は右肩上がりになってしまいます。
結果、修繕が追加され工事費用が高くなってしまうのです。
では、外壁塗装が必要な状態になっているのに、そのまま費用の目処が立つまで放置した場合に起こり得る劣化をご紹介いたします。
・外壁のひび割れ:ヒビが少しずつ広がる→ 追加の修繕面積が増える
・外壁のふくれ :雨水がどんどん溜まっていき、更に膨らむ。最悪の場合雨漏りが始まる→ 雨漏り工事が追加になる可能性がある
・塗装の剝がれ: 剝がれ面積が広がる → 建物の寿命が縮む、雨漏り工事が追加になる可能性がある
金利の方が安い
外壁塗装にかかるお金が80万だと塗装会社から言われました。
今、80万までの手持ちはなく、20万程は用意出来る段階としましょう。
残り60万を毎月3万ずつ塗装用に貯金して約20か月。
1年8か月(約2年)かかりますね。
では、この2年の間に外壁はどうなっていくのか?を考えてみて欲しいのです。
「塗膜の剥がれている面積が広がっている」
「ひび割れの範囲が広がっている」
「雨水が建物に浸透し傷みが目立っている」
など、この様な状態が想定されます。
つまり、この塗装を放置して事によって修繕工事を追加する必要が出てきます。
~貯金した場合~
修繕工事費用【15万円】が加算され、外壁塗装工事には【95万円】が必要。
~ローンを組んだ場合~
塗装工事代【80万】に、60万円ローン金利無担保型(2%)【1.2万円】を加えた【81.2万円】が必要。
結果 13.8万 がローンを組んだ方が安い。
生活費や予期せぬ出費に備えられる
無理に今ある貯金を外壁塗装に回して工事をする。という方法もありますし、
それで問題ないと判断なさる場合はこの点は気にしなくても大丈夫です。
ただ、子育て中の方や車の運転を日頃から頻繁に行う方にとって、預金残高が一気に減るのはなるべく避けたいところではないでしょうか?
学費・習い事・万が一の事故や病気…人生何があるかは分かりません。そんな時に備えて預金は出来るだけ残しておきたい物ですよね。
ローンを組めば、全額を捻出しなくて済むので手元の預金は残ります。
急な出費の際の心配も少なくなるかと思います!
デメリット
審査がある
滞りなく借りたお金を返済していけるかどうか、借入先の審査があり、それを通過しなければお金を借りる事は出来ません。
ローンの審査では以下の点が特に確認される様です。
・年齢(20歳以上69歳以下)
・年収に占める返済額(年間)の割合
・勤続年数、雇用形態
金利がかかる
ローンを提供するのも1企業です。つまり、企業収益がなければ経営できません。
ローンを組んだお客様から、少しずつ収益を得なければならないので、金利というものが必ずついてきます。
ローンの組み方
銀行
一般的には審査申込や仮審査からスタートする様です。
その後で、本人確認書類や見積書等の必要書類の提出を経て、ローンが組めます。
組んだローンの額に関しては、振込先(施工先)に銀行から直接入金があるパターンが多いみたいですね。
信販会社
信販会社とは、販売信用を提供する会社の事で顧客の商品代金の支払いを立て替える事をメインに行っている会社の事です。
クレジットカード会社と位置づけは似ていますが、クレジットカード会社より広い範疇で業務が存在します。
方法はだいたいが2種類あり、オンラインか郵送で審査申し込みを行います。
オンラインの場合、多くは翌日に審査結果の連絡が入ります。審査に通れば、本人確認書類等の必要書類を送ります。
最終確認を電話などを通して行い、必要な額が振り込まれます。
郵送の場合は資料を含めた書類一式が送られてくるので、それに従って手続きを進め、審査結果を待たずして必要書類をまとめて返送する形が多いようですね。
その後、審査に通ればオンライン同様最終確認を行い、必要な額が振り込まれます。
外壁塗装ローンの金利の相場
外壁塗装でローンを組む時に使う物として代表的なリフォームローンの最大借入額は500~1000万位かと思います。
リフォームローンには2種類「無担保型」と「有担保型」が存在します。
この種類によって金利は変わってきます。
無担保型
無担保型の金利相場は「2~5%」です。
借入額が少額かつ期間も短期間(15年以内が目安)なら、有担保に比べ金利が高くても無担保型の方が最終的に返済する額は安くなります。
どういう事かと言いますと、有担保型に比べると金利が高いのが特徴ですが、「保証料」「手数料」という物がほとんど無い場合が多い事がメリットとなり、安く済む仕組みです。
有担保型
有担保型の金利相場は「1~2%」です。
借入額が高額かつ期間も長期(30年以内が目安)での予定なら、手数料や保証料を含めても無担保に比べ有担保型の方が、金利が低い分最終的に返済する額は安くなります。
無担保型に比べ、借入額は最大で5000万まで可能という所もありますね。
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これらを踏まえて、全体的にリフォームローンの金利相場は「2~3%」と言えます。
外壁塗装の様な1,000万円以下のリフォームの場合は、無担保ローンで十分だと思います。
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返済シミュレーション
外壁塗装の工事にはかなりの費用がかかることが一般的で、その支払いにローンを利用する方も多いです。
ローンの返済シミュレーションでは、まず工事費用の総額、ローンの利息率、返済期間などを元に月々の返済額を計算します。
例えば、工事費用が100万円、年利3%、返済期間が10年の場合、月々の返済額は約9,650円になる計算となります。このシミュレーションにより、予算計画が立てやすくなります。
ただし、ローンの種類や契約内容によっては、一括返済の必要がある場合や、最初の数年間は利息のみの返済など、返済方法が異なることもあります。
そのため、自分の生活スタイルや経済状況に合ったローンプランを選ぶことが重要です。また、金融機関のアドバイザーとの相談も有効です。
最終的には、しっかりとした契約を結ぶ前に、契約内容をよく理解することが安心してローンを利用するための鍵となります。
外壁塗装ローンの申請の流れ
外壁塗装ローンの申請の流れは以下のようになります。
ローンプランの選定: まず、金融機関や塗装業者との提携ローンなどから、利用目的や返済計画に合ったローンプランを選びます。
必要書類の準備: 身分証明書や所得証明書、見積もりなどの必要書類を準備します。
申請書の提出: 選んだローンプランの申請書に必要事項を記入し、必要書類と共に金融機関に提出します。
審査: 金融機関が信用審査を行い、借り入れの可否を判断します。この段階での所得や信用状況の確認が行われます。
契約: 審査に通った場合、ローン契約書に署名・捺印し、契約を結びます。
資金の支払い: 契約後、ローンが承認されると資金が支払われ、外壁塗装の工事が始まります。
返済: 工事完了後、決定した返済プランに従い、毎月定期的に返済を行います。
以上が外壁塗装ローンの申請の一般的な流れです。
プランや金融機関によっては、詳細が異なる場合があるため、事前によく調査し、専門の担当者に相談することが重要です。
外壁塗装でローンを利用する際の注意点
外壁塗装でローンを利用する際の注意点について、以下のポイントが重要です。
・利息率
ローンの利息率をよく確認しましょう。高い利息率は返済総額を増加させる可能性があります。
返済計画: 月々の返済額と期間を事前に計画し、無理なく返済できる計画を立てましょう。
・保証内容
ローン契約には保証内容も含まれることが多いので、細かく確認しましょう。
・契約書の内容確認
契約内容には細かな条項が含まれることが多いので、しっかりと読み、理解してから署名しましょう。
・提携業者の確認
外壁塗装業者と提携している金融機関がある場合、その条件が最も適しているわけではない可能性があります。
複数の金融機関から見積もりを取り、最適な選択をしましょう。
外壁塗装で活用できるお得な制度
住宅ローン減税という節約
住宅ローンを利用して、100万円を超える国交省の対象になるリフォーム工事(省エネのための塗料を利用して改修工事、壁全部の塗り替え等)を行った場合、10年間もの間、ローン残高の1.0%が所得税額から控除される制度があります。(利用の要件は存在します。)
住宅ローン減税は毎年変わってくるので、塗装検討時に利用できそうか確認してみて下さい。
地方公共団体によるリフォーム支援制度
以前は豊中市でのリフォーム支援制度をこちらの記事でお伝えしました。
https://www.sotokabe.com/column/archives/64/
ですので、今回は吹田市のリフォーム支援制度をご紹介します。
その名も「住宅の省エネ改修工事による固定資産税の減額について(吹田市HPより引用)」です。(2022年6月現在)
窓の断熱改修(必須)と同時に、壁の断熱改修を行うと、翌年の家の固定資産税額の3分の1を減額して貰える制度です。
環境問題を意識した素晴らしい取り組みがなされている吹田市では、こちらの制度を検討するのも良いかもしれません。
適用されるための条件がいくつかありますので、一部ご紹介致します。
・令和6年3月31日までに工事が完了している
・工事費用の自己負担額が60万円を超える
等、改修工事の条件もありますが、家屋の条件もありますので気になる方は是非確認してみて下さいね。
最後に
外壁塗装に金銭面で迷いがある方、いかがでしょうか。
劣化が酷くなるとさらに負担額が大きくなるという事実を踏まえた上で、
ローンや支援制度を利用する形で、塗装を再検討する為の情報としてこの記事を活用して頂ければ嬉しいです。
また弊社には断熱塗料の扱いもございますので、お気軽にお問い合わせください。