のし瓦
皆様お疲れ様です。
だんだん寒くなり、くしゃみが止まらないヒナタです。
キャサリンさんから、最近食べ物の話ばかりしていると言われたので
のし瓦の話をしようと思います。
1.のし瓦とは
屋根の一番てっぺんにある水平部分を「大棟」と言います。
その大棟を造り上げている一部がのし瓦です。
のし瓦の下には瓦があります。瓦と棟だけでは雨水が浸入しやすいため、のし瓦を積んで防水性を高めているのです。
2.のし瓦の形状
・反り
・直線
・起り
のし瓦は厚い物~薄い物、まっすぐな物~反り、起りがあるタイプがあります。
反りがあるのし瓦を使用すると流れるような美しい線を出す事ができます。
また、厚さですが、薄い方が鬼瓦を留める緊結線などを通しやすいとされています。
3のし瓦の積み方
芯材を棟木又は下地の棟部に所定の間隔で固定します。
葺土を敷いて、左右にのし瓦を積み上げながら、のし瓦の左右を緊結用線で緊結します。
のし瓦を2段、3段と積み上げる場合は2の行程を繰り返します。
最上段ののし瓦の上に、冠瓦幅の葺き土を置き冠瓦を乗せネジ等で留めていきます。
全部ののし瓦を緊結線で留めて終了です。
キャサリンさんが土曜日に奈良に行き、のし瓦がいっぱい積んでいるお家がたくさんあると写真を送ってきてくれました(^^♪
のし瓦の段数で格式を表していた時代もあるようです!
のし瓦がいっぱい積んでいる家に生まれたかったですね(笑)
ヒナタでした。