【なぜ10年?】外壁の塗り替えはいつがベスト?外壁塗装の最適なタイミングを解説
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マイホームを建ててから結構経つけど、いつごろ外壁の塗り替えをしたらいいんだろう? と疑問を持つ方もいらっしゃるのではないでしょうか。 一般的に10年で塗り替えるのがいいと聞きますが、どうして10年なのでしょう。 そもそも、なぜ塗り替えなければらないのでしょう。 塗り替えずに放置していたらどうなるのか。 外壁塗装の耐用年数についてまとめました。 ぜひ外壁塗装を検討するときの参考にしてみてください。
外壁塗装をするべきタイミング
外壁塗装はどんな時期に行うのがよいのでしょう?
外壁が汚れてきていても、「今は行う必要はないかな」と、外壁塗装に急いで必要性を感じていないという方も多いのではないでしょうか。
ここでは、外壁塗装の必要な理由をお伝えします。
外壁の塗り替えのタイミングは、前回の塗装から10年経過したタイミングといわれていますが、どの家もそうなのでしょうか?
10年ごとの塗装とはあくまで一般論で、実際には外壁に塗られている塗料の種類によって変わります。
外壁は使用されている塗料の耐用年数前後で塗り替えが必要なので、基本的には「塗料の耐用年数=外壁塗装の周期」と考えてもよいでしょう。
素材の耐用年数
外壁の塗り替え時期の目安として注目すべき点は、塗料の耐用年数です。
外壁に使われている塗料の種類によって、それぞれ耐用年数が異なります。
これまでの一般住宅には、ウレタン塗料かシリコン塗料がよく使われていました。
ですので、8~15年前後の周期が塗り替えのタイミングになります。
日本の気候
日本にある住宅の平均寿命は約30年といわれています。
世界の住宅の平均寿命はどうかというと、フランスやドイツは60年以上、アメリカは70年以上、イギリスは80年以上とされています。
こうして見ると日本の住宅の寿命は世界の先進国に比べてもかなり短命といえます。
なぜこんなに日本の住宅の寿命が短いかというと、日本の気候に理由があります。
日本は、世界でも珍しい高温多湿の気候です。
この高温多湿な環境の影響が家を傷める原因となっています。
雨が多く、紫外線の強い日本の四季は外壁を日々痛めます。
もちろん、適切なメンテナンスを定期的に行っていれば60年以上持たせることだって可能です。
家を長持ちさせるのは、定期的に適切なメンテナンスをすることが大切ということです。
外壁を塗り替える理由
なぜ外壁を塗り替える必要があるのでしょうか?
少し汚れが気になってきていたりしていても、特に目立って困ったことはないからと先送りにしてもいいと考えてる方もいらっしゃるでしょう。
外壁を塗り替える理由と必要性について次の2点があります。
①建物の美観を保つ
これは目に見えることなので気になされる方も多いと思います。
外壁は毎日、雨風や紫外線にさらされているため、色褪せや汚れが見られるようになります。
外壁塗装をすることにより、劣化した部分を覆い綺麗にすることができ、新築のような美観を取り戻すことができます。
また、新築時とは違ったデザインや色に塗り替えても、新鮮な気分で暮らすことができていいですね。
②外壁の保護
塗料を塗り、塗膜を作ることで、劣化した外壁を雨風や紫外線から守る作用があります。
定期的なメンテナンスを行うことで、住宅の耐久性を高め、劣化の原因から大切な家を守ることができます。
もし劣化により防水性が切れてしまうと、外壁材に直接雨風や紫外線が当たることになり、外壁材や住宅の構造体の劣化や雨もりの原因につながります。
そのまま放置すると外壁塗装だけでは済まず、建て替えにまで発展してしまう可能性がありますので、定期的なメンテナンスが大切です。
特に築年数5~7年の住宅にお住まいの方は、防水性が切れる時期ですので、劣化していないかの確認とメンテナンスを視野に入れましょう。
外壁塗装をしたほうがいい劣化のサイン
定期的なメンテナンスとは、どんなタイミングが適切なのでしょうか。
同じ塗料を塗られていても、住宅の置かれている環境によって劣化速度は異なります。
海が近く潮風にさらされる地域やとても暑い地域では同じ日本でも環境が違いますよね。
ですのでメンテナンス時期を塗料の耐用年数だけで判断するのでなく、手掛かりになるサインがありますので紹介します。
外壁の色褪せ
紫外線によるものです。
色褪せが著しい場合は保護機能の低下が考えられるので、早めに塗装を行ってください。
チョーキング
塗膜成分が劣化して外壁に触れるとに白い粉(顔料)が手につく現象です。
薄っすらと付着する場合は2~3年以内、はっきりと付着する場合は早めに塗装を行いましょう。
クラック
外壁のひび割れのことです。
ひび割れが幅0.3mm以上・深さ4mm以上の場合、修繕が必要です。
コケ、藻
塗膜の保護機能の低下により発生します。
水で薄めた塩素系漂白剤で洗い流すことが可能ですが、酷い場合は塗装が必要です。
塗膜の浮き、剥がれ
外壁表面の不自然な膨らみや塗装の剥がれがある場合は再塗装が必要です。
シーリングの劣化
外壁材のつなぎ目を埋める目地のひび割れや破断がある場合は塗装が必要です。
しかし、一部でなく全体に見られる場合は打ち替えによる補修をしなければなりません。
外壁塗装にかかる期間
外壁塗装をしている期間は、家の周りに仮説足場を組まれたり、敷地内に塗装職人さんが出入りしたりします。
普段とは違う状況になるので、作業の期間がどれくらいかかるのか気になりますよね。
塗装する家の広さや範囲にもよりますが、30坪の外壁を塗装する場合、全体の工事期間は7~12日程です。
季節や天候によって多少の前後があるので余裕をもって考えておくといいでしょう。
外壁塗装に最適な季節
それでは外壁塗装を行うのに一番良い季節はいつなのでしょう?
昨今、塗料の品質向上によりオールシーズン塗装ができるようになりました
。
外壁塗装の作業環境は気温5℃以上、湿度80%以下の状況下であれば年中外壁塗装を行うことができます。
この条件下であれば年中工事を行えますが、季節によってメリット・デメリットがありますので紹介していきます。
外壁塗装に適した季節は、春と秋になります。
その理由は、雨が少なく塗料が乾きやすい気温と湿度の時期のためです。
具体的には、気温が15℃~30℃、湿度が40%~80%ほどの時期が外壁塗装に最適と言われています。
しかし、春と秋は繁忙期のため、職人の確保が難しく価格も上がりがちです。
特に秋は、年内に工事を終わらせたいという人が増えるので最繁忙期になります。
一方、1~2月は降雪や霜によって塗装できない地域が多いので閑散期です。
また、6~8月も梅雨で雨が降りやすく作業ができない日が多いことを懸念するため比較的閑散期となっています。
一般的に塗料の硬化・乾燥に適した気候条件は「気温15~30℃、湿度75%以下」といわれていますので、ご自身のお住まいの地域ではいつ頃なのか確認してみてください。
外壁塗装とリフォームを同じ時期におこなうとお得にできる?
外壁塗装を行う際には、必ず家の周りに足場を設置します。
家の大きさや形状にもよりますが、足場設置だけで15万〜20万円かかりますので、足場設置のタイミングに合わせ、家のリフォームも考えていれば一緒の時期に行うと節約になります。
屋根塗装や、太陽光パネルの設置、外壁塗装が伴う室内リフォームなど、これらのリフォームには足場の設置が必須です。
もし外壁塗装以外にも今後リフォームを考えているのでしたら、一緒に行うのがおすすめです。
まとめ
外壁塗装を行うタイミングは、家の築年数や劣化具合、住まいの地域によっても変わってくることがわかりました。
そのため築10年のタイミングか外壁の劣化が気になったタイミングで、そのまま放置せず業者にみてもらうのがよいでしょう。
業者に依頼する場合は、季節の繁忙期があることをお伝えした通り、込み合ってる時期もありますので、時間に余裕をもって早めに業者探しを始めましょう。