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屋根塗装の費用は?相場や価格が決まる要素、見積もりを下げる方法

外壁塗装と一緒に屋根の塗装を検討する方もいらっしゃるのではないでしょうか? 屋根を塗装するように勧められた・屋根の塗装ってどんな感じで費用がかかるのか分からない… こんなお悩みをお持ちの方は是非、この記事を参考にして後悔の無い選択をして頂きたいです。

外壁塗装と一緒に屋根の塗装を検討する方もいらっしゃるのではないでしょうか?

屋根を塗装するように勧められた・屋根の塗装ってどんな感じで費用がかかるのか分からない…

こんなお悩みをお持ちの方は是非、この記事を参考にして後悔の無い選択をして頂きたいです。

屋根塗装の費用相場はどのくらい?

まずはじめにざっくりと屋根塗装の費用を紹介します。

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屋根塗装の相場 30万円~120万円

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いかがでしょうか?

屋根塗装の相場は非常に振れ幅があり、これだけだとなかなか参考にはなりませんよね。

なぜここまで振れ幅がでるかというと、屋根塗装の相場は以下の3つの指標により費用が大きく変動するからです。

①坪数

②屋根の種類

③塗料

②、③は後に詳しく解説しますので、まずはわかりやすい坪数から説明できたらと思います。

<坪数とは>

そもそも「坪数」とはメートル法が導入される前に日本で決められた特有の寸法で長さや面積などを表した物で、明治時代に定められてから今もその名残で使われています。

では、坪数をピックアップして、実際の屋根塗装時に使われる塗装面積をおおよそでお見せしたいと思います。

20坪 50㎡

30坪 75㎡

40坪 100㎡

とこんな風に10坪増えるごとに約25㎡ずつ、塗装面積が大きくなっていきます。

塗装面積が増えれば、使う塗料も時間も大きく変わってくるのは想像に容易いかと思いますので、 ここが費用の振れ幅の一因となります。

面積が広いと高くなるのはイメージ出来た!と思われた皆様へ費用の振れ幅を作り出す他の要因をご紹介します。

同じ面積で費用相場に幅があるのは何故?

使用する塗料の違い

イチゴに色々な品種(あまおう、紅ほっぺ等)があって、品種ごとに価格が変わってくるのはお分かり頂けるのではないでしょうか?

それと同様に、塗料にも色々な種類があります。その使う塗料の種類によって費用は大きく変わってくるので、費用の振れ幅が生じてくるのです。

屋根は家の外壁と比べ、紫外線や太陽光、雨などの環境刺激にさらされます。なので、外壁では使う事が出来る塗料でも屋根にはオススメしない塗料も存在します。

 

では、それらを踏まえて塗料の違いと質をご紹介したいと思います。(あくまでも目安になります。)

 

・ウレタン塗料

維持年数・・・5~7年
特徴・・・少しは汚れにくい、防カビ
費用・・・1,500~2,200円 /㎡

 

・シリコン塗料

維持年数・・・7~13年
特徴・・・汚れにくい、防カビ
費用・・・2,300~3,000円 /㎡

 

・フッ素塗料

維持年数・・・13~18年
特徴・・・とても汚れにくい、防カビ
費用・・・3,500~4,200円 /㎡

 

・無機塗料

維持年数・・・18~20年
特徴・・・かなり汚れにくい、防カビ
費用・・・4,500~5,500円 /㎡

 

上記の様に塗料を作っているメーカーによって価格に幅はあるのですが、長い期間、屋根の塗装を維持出来て、性能もグレードアップすればするほど高い費用になってきます。

「アクリル塗料が安いと聞いたんだけど…」と思う方にお伝えしたいのは、こちらの塗料は屋根よりも痛む刺激が少ない外壁で使われて、維持年数が5~7年と言われており、屋根の塗装には向きません。現在一番人気のある屋根塗装に使う塗料は「シリコン塗料」になります!

<屋根の違い>

続いては、屋根による費用の振れ幅の大きさを確認していきましょう。

屋根によって費用が変わってくる点は少し不思議な気もしますね。まずは、簡単に理解して頂けそうな物からお伝えします。

勾配

屋根には勾配(傾き具合)が必ず各建物によって異なります。

勾配数(水平距離10寸に対し、屋根の高さがどの位設けられているのか?)によって、坪数が同じでも屋根の面積が変わってくる為、値段の幅が大きくなっている要因です。

以下の三角形の図をご覧下さい。

この赤の線の長さが若干異なっているのはお分かり頂けますか?6寸の方が長いのです。このように同じ坪数でも、屋根面積は変わるんですね。

屋根材

使われている屋根材によっても、少々費用が変わってくるのでそちらもご紹介したいと思います。

何故屋根材で費用が変わってくるのか?といいますと、塗装にかかる手間と手順の数が違ってくるから、です。

 

・スレート屋根

①コケや前の古い塗膜、鉄のサビを取り除く
②ひび割れ補修と錆止め
③下塗り
④タスペーサーの取付け(塗料の屋根板の境目の保護)
⑤上塗りで仕上げ

となり、シリコン塗料でおおよそが 1,800~2,500円/㎡ になります。

 

・セメント瓦

①コケや前の古い塗膜を取り除く
②破損瓦の交換やシーリング工事で土台を整える
③養生
④下塗り
⑤上塗りで仕上げ

となり、シリコン塗料でおおよそが2,300~2,800円/㎡ になります。

費用の内訳の豆知識

足場代とは?

屋根は地上から非常に高く施工をするには屋根まで職人が到達しなければなりません。

それには「足場」という仮の置物で作業する為の土台が必要になってきます。

屋根を塗装するなら、足場を組み立てたり、撤去したりする必要がありますよね。

そこにも費用がかかってきます。その大体の相場は、1㎡あたり600円~800円になります。

因みに、家の外周+8m(外壁からの距離) の広さで足場は組み立てていきます。

ここに家の高さを掛け算していくと、どのくらいの足場が必要か見えてきますね!

足場を組み立てたら、今度は塗料が近隣の方や道路、洗濯物等に飛び散るのを防ぐため、足場をシートで覆います。

このシートの相場は、大体1㎡あたり100円~200円です。

高圧洗浄って必要?

高圧洗浄とは、すごい勢いで水を出して、その水圧で建物を痛めつける事なく屋根の表面のコケや汚れを落とす事を指します。

高圧洗浄代は大体が200~350円/㎡とされています。

ボルダリングやスピードクライミングとかで競技者が手に付けたチョークが壁に溜まった時に洗浄するのも、この高圧洗浄だと競技者が語っています(^^)/

そんな場面でも使われるんですね~。

塗装工事に使う高圧洗浄機はもっと威力(水圧)が強い物になります。

以前の古い塗膜の汚れを落とし、新しい塗料をしっかりと定着させる役割を担っているために高圧洗浄は塗装には必要な作業なのです。

 

もし、この作業をしなかった場合やいい加減に行った場合、せっかく良い塗料を選択して、高いお金まで払ったのに綺麗に塗った塗料剥がれやすくなってしまいます。

屋根塗装は決して安い買い物ではありませんが、そこでケチってしまえば、せっかくの投資が水の泡になりかねません。

費用を安く抑える方法

屋根塗装は先述の通り、決して安いとは言えない額ですよね。

いかにして安く済ませるか…皆さん悩みどころはここではないでしょうか?

安く抑えるために取るべきオススメの方法をいくつか伝授したいと思います!何か1つでも参考になれば幸いです。

地域の施工専門店に依頼する

大手のハウスメーカーでも塗装は扱っているのですが、そこは元請けと呼ばれ所謂「要望の受付係」です。

 

皆さんがお金を支払うのは「ハウスメーカー」になりますよね。しかし、実際に施工してくれるのは、そのハウスメーカーの下請け企業になる事が多いです。

つまり、皆さんが払ったそのお金は、下請け企業へと渡ることになるのですが、その際元請けのハウスメーカーが受付をし、企業のブランド名で集客をした分、人件費やブランド料として「仲介料」が加算されている事が殆どです。

ハウスメーカーに依頼すると、その費用が追加されているので、高めに設定してあります。

 

一方専門店では、職人はその会社に居るので仲介料は不要になります。だから、専門店は比較的安くなっている、という仕組みです。

大手ハウスメーカーよりも安いと「専門店なのに本当に大丈夫?」と思う方もいらっしゃるかと思いますが、仲介料が加算されているという事実を知って頂いた今なら納得頂けるのではないでしょうか?

見積もりを多数の企業から取り寄せる(相見積もり)

使う塗料は企業によって異なる為、同じシリコン塗料という括りでも、費用は異なってきます。

また、企業によって人件費も違ってくるので、相見積もりを取ることで、複数社での比較が出来、安くて納得出来る企業に出会えます。

弊社へ頂くお問い合わせでも、多くのお客様が相見積もりをなさっていて、この手段は浸透してきたのかな?と感じております。

外壁塗装と一緒に行う

これは一見「どこが安くなるんだ?寧ろ値段がかなり高くなるじゃないか!」と思われる方もいらっしゃると思います。

仰る通り、屋根塗装代に外壁塗装代が加算されるので、額は大きく上がります。しかし、内訳で考えて頂くと、単価が安くなるという点をご紹介します。

分かりやすく屋根塗装も外壁塗装も「塗料代・人件費・管理費(諸経費)」が込みで30万という設定にしてみましょう。

 

~屋根塗装のみで外壁塗装は別の時期に実施する場合~

1回目・・・屋根塗装  30万   足場  20万   高圧洗浄 2万
2回目・・・外壁塗装  30万   足場  20万   高圧洗浄 2万

計)104万円

 

~屋根塗装も外壁塗装も同時に行う場合~

屋根塗装  30万  外壁塗装  30万  足場  20万   高圧洗浄  4万

計)84万円

 

このように足場経費が1回で済む分、足場代が浮くのです。

屋根が傷んでいるという事は、外壁も近々塗り替えの時期がやってきます。足場代は費用の大きな要素になるので、まとめる事で結果的に節約になります。

リフォームの補助金や保険を使う

自治会によってはリフォームに対する補助金を出しているケースがあり、それを活用すれば費用を抑える事が出来ます。

自治会毎、また年毎に補助金の有無や条件が変動しますので、いつでも補助金を受け取れるとは言い切れません。
しかし、調べてみる価値はあるかと思います!

例えば2022年5月現在、豊中市には「豊中市三世代同居支援住宅リフォーム補助金」という物があります。

豊中市以外に住んでいる子育て世帯(中学生以下の子供)が豊中市内に住む親世帯と同居するための住宅のリフォーム費用の一部を補助してくれる という補助金制度があります。

※詳細は豊中市ホームページの住まいのお役立ち情報「補助・助成金(豊中市)」

 

また、火災保険では結論から申し上げて、屋根塗装のみでは費用負担して貰えるケースは少なく、適用されないのが殆どです。

そもそも火災保険は、風災や水災といった自然災害で、壊れた建物部分を直す物である為、元の状態に戻すための修理工事が前提になります。

この修理時に一緒に塗装するとなった場合に、適用されるケースが、保険によってはあるようです。

また、塗装費用が火災保険で適用されない場合も、足場代を浮かせる為に、屋根の修理時に一緒に屋根の塗装をしてしまうというアイデアもあります。

最後に

屋根塗装について費用面から、屋根にまつわる知識を併せて記事にまとめてみました。

屋根の塗装をお考えの皆様には、是非検討中の物件に合わせてご自身で費用を大雑把に知っておけば、業者選びの時にも役立ててほしいと思います。

住まいるヒーローズでも屋根の塗装は実施しており、相談・お見積りは無料です。

お気軽にお問い合わせください。

また費用の抑え方もご紹介した中で、出来そうなものは活用して頂ければなぁと思っております。

長谷川 昭人

WRITER長谷川 昭人

代表取締役

平成10年に塗装職人をスタートさせ、個人事業主のときも含めると創業24年以上。今では、国家資格の一級塗装技能士の検定員として職人の検定や実技の指導をするほど、塗装に関する技術や知識を認められるようになる。 アステックペイントというオーストラリアでの遮熱塗料シェアNo1の日本法人からも「関西での実績No1だ」と言われるようになりました。 経営理念、「住まいを通じて『安心』『快適』『感動』を証明する」を元に、お客様と社員の喜びづくりを軸に活動中。

[更新日: 2024-2-22]

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